見事な細工の剣の柄です。意匠は4匹の蛇でしょうか?細かい模様で渦巻状にデザインされています。
剣の部分にはマーブル状の模様があります。剣を鍛造する時にできる模様です。これは日本刀に見える沸(にえ)や匂(におい)と同じかと思います。剣を鍛えるための焼入れの工程で焼入れによって最も硬い組織であるマルテンサイトと、中くらいに硬い組織であるトルースタイトが混ざり合い、研磨の結果このような模様が現れるとされています。
サーベル(細身剣)の柄でしょうか?片手で扱う剣です。この大きな球状の柄は盾の役割をしており、敵の剣をこの柄で受けたり、逸したりして戦います。
ロングソードの鞘の意匠です。剣の柄というと茶色イメージがありますが、これは鮮やかな緑色ですね。おそらく現代鋳造の剣なので、皮を染色しているのだと思います。
これもロングソードだと思われます。柄が小さいので
ロングソードですね。すこし短めに感じます。この形の剣は切るというより、刺すといった戦い方に向いています。剣先が尖っていて、刺突しやすい形状になっています。また剣の真ん中が凹んでいる部分は血溝と呼ばれ、これも剣を刺しやすく、抜きやすくするための工夫です。
よく見ると柄は鮫肌を使っているのではないかと思います。鉄や皮の手甲をはめて戦う騎士にとっては武器が滑り落ちるのことは死を意味しますから、滑り止めはとても重要です。鮫肌はヤスリにも使えるくらいにザラザラしており、滑り止めに有効でしょう。
ドイツの両手剣ツヴァイヘンダーでしょうか?かなり大きな剣で、長さは成人男性の身長を越す180㎝程度、重さは5㎏にもなるそうです。ここまで大きく思いと扱うのがとても大変でしょうが、破壊力は絶大で、切れなくても当たっただけで骨が砕けます。
バトルアクスですね。これはおそらくスロバキア地方で使われていた、ヴァラシュカかと思います。金属の部分にも持ち手の部分にもトライバルな模様がデザインされています。
ショートソードです。片刃で予備武器で使われていたようです。この剣にも沸が見えますね。
剣の部分の柄側には刻印が押されています。剣の沸の状態がよく分かりますね。わざと荒い研磨にして、模様を残しているのもデザイン手法の1つです。
こちらは簡素な2本剣。日本の侍と同じく、西洋の騎士もこのように複数の武器を携帯していました。
こちらは細身剣の柄の部分。こちらの剣の柄は大分スカスカですが、一応ガードが付いています。剣の達人になるとこのくらいのガードでも十分たたかえるのでしょうか?
こちらはロングソードの柄の部分。柄の素材は見る限りかなり滑る気がするのですが、鑑賞用の剣なのかもしれません。
片手剣の鞘です。シンプルですが、帯状に施された意匠がとても繊細で綺麗ですね。
こちらは剣の柄頭。この部分にも意匠がめぐらされています。これはおそらく植物意匠なのだと思います。柄頭はデザインだけでなく、打ちつける攻撃にも使うので、このように若干尖った形状をしています。
剣の鞘です。ハートのマークがあしらわれています。「SOQR」は「Senatus Populusque Romanus」の略で、意味は「元老院とローマの人民」です。ローマの騎士の剣なんですね。
かなり渋い柄ですね。鷹の意匠がとてもカッコイイです。よく見ると柄が木製ですね。握り易いように形状が工夫されています。
柄の短さから考えて片手剣だとおもうのですが、かなり重量がありそうですね。非常に細かい模様が全面に施されていて美術価値の高い剣になっています。このようなチェーン状のトライバルデザインは中世の武器に多く見られます。
こちらも精緻なデザインの片手剣。
今度は鎧です。フルアーマーと呼ばれる全身鎧です。重量は20kg〜30kgあると言われています。稼働部は金属板が複数組み合わされており、かなり複雑な形状をしています。
こちらは騎士のフルアーマー。馬にも鎧が付けられています。
こちらはメイスの形状イラスト。メイスとは重量による打撃で攻撃する武器です。一種のウォーハンマーですね。打撃時にめり込むよう鋭利な形状になっているものも多くあり、こんなので攻撃されたらひとたまりもありません。剣で攻撃しにくい鎧騎士にも打撃攻撃は有効だったようです。
こちらは鎧のパーツイラスト。各部のパーツの仕組みがよく分かります。
フルアーマーです。表面に細かい模様がデザインされています。もしかしたら位の高い人用の鎧なのかもしれません。
鎧のヘルメット部分。こちらも意匠が精緻に施されています。
鎧の各部の名称です。
すごい豪華な兜飾りがついた鎧です。よくみるとヒョウ柄の皮も使っていますね。戦場でとても目立ったでしょうね。
こちらも派手さでは負けていません。
手足の防具のイラスト。様々な形状があります。足の防具のやたら長い靴先はなんなんでしょうか?まさかギャグではないですよね?
非常に芸術的な兜です。が、これは前がみえるのでしょうか?
兜のいろいろな種類です。
戦斧ですね。一緒に写っているのは暗器(暗殺用の武器)でしょうか?形状から見ると刺突武器のようですね。
日本の短刀です。
刺突用のショートソードです。剣身が変わった色をしていますね。柄もなにか宝石的な模様をもっています。
こちらは無骨な戦斧です。フランシスカでしょうか。長い柄ですが、これは投擲用にも使われました。おそらく長い距離を投げられるように、柄が長くなっているのだと思います。
柄がとても綺麗ですね。おそらく象牙の柄です。ガードや柄頭の素材はちょっとわかりませんが、深い青紫がとても美しいです。
トルコの剣、キリジでしょうか?湾曲した形が特徴です。
柄頭が特徴的な剣。
これらの画像はimgurのギャラリーページでも見ることができます。
Enjoy a nice collection of swords, axes and armour.
http://imgur.com/gallery/rUDO3