おそらく地下鉄での出来事です。
若者二人が車内でヒューマンビートボックスのパフォーマンスを始めました。
手前に座っていたおじいちゃんはこのリズムが気に入ったようです。小銭を取り出し若者に渡します。若者もきちんとお辞儀をします。
そのあとおじいちゃんは隣のおばあちゃん(奥さん)にダンスをしようと誘います。
さすがに車内で踊るのは恥ずかしかったのかおばあちゃんは「いやよ」といった素振りをします。
でもおじいちゃんは踊りたくてしょうがありません。手前に居た女性に声を掛けて踊り始めました。
これを見たおばあちゃんは憤慨。「まあ私というものがありながら、別な女と踊るなんて!!」腕を組んで怒りを顕にします。
そしておばあちゃんは仕返しに、隣りに座っていたピンク色の服の男性にエスコートを要請。ダンスを始めます。
これにはおじいちゃんも焦ったのか、「ごめんよいっしょに踊ろう」と寄っていきますが、「若い男の方がいいわ」と言わんばかりに拒否されてしまいます。
おじいちゃんと踊っていた女性も心配そうに見ていましたが、これは老夫婦の茶目っ気だとわかり、またおじいちゃんと踊り始めました。
いつのまにか車内はダンス会場になりました。
音楽が始まると踊りたくなるのはいくつになっても変わらないもののようです。
老夫婦がとても可愛らしいですね。