ハロウィンは日本でもがイベントとして根付いてきている感がありますが、海外では古くから宗教的な儀式として行われてきた祭祀です。
もともとはケルト民族が行っていた収穫祭や悪魔祓いの儀式が起源だと言われています。
それがアメリカなどを中心に広まり、現在ではほとんど宗教的な意味はなく、仮装をしたりお菓子を貰ったりするイベントになっています。
よくキリスト教由来のお祭りと勘違いされることがありますが、キリスト教とは無関係です。
さてハロウィンと言えば目や口を繰り抜いたかぼちゃを思い浮かべるかと思います。あのかぼちゃはジャックオーランタンと呼ばれています。
ジャックオーランタンは堕落した生活をしていて天国に行けなかった魂が、カブを繰り抜いたランタンを持ってさまよっている姿を象っていると言われています。
アメリカではハロウィンがかぼちゃがよく取れる時期に重なっていたので、カブの代わりにかぼちゃを使うようになったそうです。
いまではどちらかというとユーモラスなかぼちゃで怖さなどほとんど感じませんが、どうやらハロウィンが宗教的意味を強く持っていた時はジャックオーランタンの造形は随分違ったようです。
アイルランドで昔使われていたジャックオーランタンの造形がこちらです。若干閲覧注意です。
というか怖すぎ…。
こんなので仮装されて夜道で急に出会ったら気絶するレベルです。
魔除けの意味があるので、おそらく悪魔さけるような感じでつくられているんでしょうね。日本の鬼瓦などと同じかもしれません。
でも色といい、形と良い、目や口の形といい不気味としか言いようがありません。
今年のハロウィンはこのジャックオーランタンで仮装してみてはいかがでしょうか?