ウミウシの世界をちょっと見てみましょう
ウミウシはとてもきれいでかわいい存在です。かなり多くの種類があり、多くのファンがいます。今回の記事ではそんなウミウシの魅力に迫るため厳選した9種のウミウシを紹介していきます。
ウミウシの画像
ゴマフビロードウミウシ
ゴマフビロードウミウシは裸鰓類(らさいるい)に分類されるウミウシです。裸鰓類は最も種が多い分類の一つです。主に貝殻が消失しているウミウシが分類されます。
体は小さく20㎜程度です。色はこの画像のように白や黄色、茶色になります。
ゴマフの名前の通り、体には小さい突起がありそれが斑点模様のように見えます。ビロードは突起が布のビロードを思わせるところからきているようです。また耳のように見える触覚が特徴的です。この触手がウサギの耳に似ていることからウサギっぽいともいわれます。
ゆるかわ系ウミウシの代表選手です。
白のゴマフビロードウミウシはまるでウサギです。
黄色もかわいい。
アカフチリュウグウウミウシ
かなりカラフルでちょっと不気味な感じもするし、綺麗にも思えるアカフチリュウグウウミウシも裸鰓類。体は黒色ですが、鮮やかなシアン系の斑点が目を引きます。またヒダや触覚などには赤色が入る場合があります。
ここまでカラフルなので毒がありそうですが特に毒はもっていないようです。体長120㎜程になりウミウシとしては大きい部類です。
日本にも生息しているとのことです。
ラベンダーウミウシ
ゴマフビロードウミウシもかわいいですが、こちらのラベンダーウミウシも負けていません。体はピンク色で小さい触覚、短い尻尾のような突起があります。フリルのようなヒダは白いレースのようで上品でかわいい女子力の高いウミウシです。こちらも裸鰓類です。
体長は20㎜程度で小さいウミウシです。日本でも暖かい地方の海には生息しているそうですから運が良ければ生で見られるかもしれません。
トサカリュウグウウミウシ
寒色系のカラフルウミウシといえばこいつ。トサカリュウグウウミウシです。濃紺の体色にシアン系の差し色が入る気品のある色の組み合わせです。海の貴婦人といったところでしょうか。
こちらのウミウシは日本でも沖縄などで見られるそうで、体長が100㎜程度です。
オトヒメウミウシ
まるで乙姫の着物のように美しい体色。オトヒメウミウシはシアン系とイエロー系の補色関係の色を身にまとったウミウシです。非常に鮮烈で目を引く色使いですね。確かに乙姫と名付けたくなる気持ちはわかります。種名の日本訳は「海の宝石」だそうですからどこ国の人から見ても綺麗なウミウシのようですね。体長は80㎜程度で日本にも生息しているそうです。
オオアリモウミウシ属の一種
白い体からまるで葉っぱのような突起がたくさん生えているウミウシ。申し訳程度にゴマ粒の目のような模様が付いています。またほっぺにあたる場所にはチークのような赤い色が。これのおかげでゆるかわさが爆発していますね。
体長は10㎜程度と小さいウミウシですが、かわいさはとてつもないです。
アオミノウミウシ
ウミウシの中でもトップクラスのカッコよさを誇るアオミノウミウシ。触手が羽のように見えまるでドラゴンを思わせるような形態が魅力です。色も青系で統一されファンタジーの世界なら「アイスドラゴン」と呼べるのではないでしょうか?
非常に美しいウミウシですが、猛毒のカツオノエボシや電気クラゲなど捕食しており、毒の刺胞を体に取り込んで使うことができます。そのため素手で触れるのはとても危険です。ドラゴンの見た目に相応した攻撃力を持っているということですね。体長は50㎜程度です。
サガミミノウミウシ
先ほどのアオミノウミウシが「アイスドラゴン」ならばこちらのサガミミノウミウシは「ファイヤードラゴン」でしょうか。まるで炎を思わせるような全身の触手が特徴的です。オーストラリアと日本のみに生息しているそうで体長は50㎜程度です。
ウィランイボウミウシ
イボなどと名前を付けられる意味が解りすぎるほどイボイボのウミウシです。しかしどこか憎めないかわいいやつです。イボの先端が黄色になるという芸の細かい色使いをしており、黒色の斑点と合わさり危険色を演出しています。しかし毒などはなく基本的にはおとなしいウミウシです。体長は50㎜程度です。
おまけ
最後にウミウシの動きを捉えらた動画をいくつか紹介します。ウネウネです。