オオスズメバチが巣をつくってるぅぅぅ!!
軒先にオオスズメバチが巣を作る様子を早送り動画(タイムラプス)です。
とっくりをひっくり返したような形の巣で、内部にハニカム構造が作られている様子がわかります。
オオスズメバチの巣の素材
スズメバチの一部の種では、巣作りに木を使います。
彼らは木をかみ砕き、それをタンパク質が多い自分の唾液と混ぜてどろどろの半液体状にします。
これを動画のように少しずつ積層させていくわけです。積み上げて乾いていく様子がわかりますよね。
色がまだらになっているのは、種類の違う木を使っているからのようです。
なんとなく質感が和紙やパルプ紙のように見えるのはもともと木が素材だからなんですね。
最初は女王蜂だけで…
オオスズメバチはまず女王蜂が単独で初期巣を作ります。大体10日前後で初期巣は出来上がるとされています。
初期巣ができたら女王蜂はこの初期巣で子供を生んで育て、群れを形成していきます。
ハニカム構造のそれぞれの穴は幼虫が収まる場所です。
そして孵化して成虫になった子供たちが巣を増設していき群れが徐々に大きくなってきます。
よくテレビなどで見る大きな巣は群れの規模が大きくなり増設に増設を重ねた巣です。
もし駆除するならこの初期巣の段階の方が、巣に蜂が女王蜂しかいないのでやりやすいそうですが、いつのまにか巣ができていることが多く、気が付くと本格的な巣に成長してしまっているのでなかなか難しいようです。
こちらもどうぞ
youtubeにもオオスズメバチの巣作りの動画がありました。
こちらもとっくりや花瓶を反対にしたような形です。
オオスズメバチは獰猛な蜂ですので、できれば対面したくありませんが、巣を作る様は意外と繊細で器用なのですね。