とても綺麗な結晶をつくる方法を紹介します。youtubeに作り方が紹介されていました。
硫酸銅(Ⅱ)五水和物という試薬を使って結晶を作る方法です。
まずは過程を説明していきます。
材料を用意する
まずお湯を用意します。
そして今回の主役になる硫酸銅(Ⅱ)五水和物(copper(II) sulfate pentahydrate)です。
あとは細い紐、細い棒(鉛筆などでもOK)、ピンセット、紙皿、コーヒーフィルター、ビーカー、透明マニキュアを用意します。
核となる結晶を作る
おおよそ200ミリリットル(2dL)のお湯に対して、ティースプーン5杯程度を投入します。
この液体を数日間置いておきます。動画では二日間置いたようです。
そうすると小さい結晶が沢山できあがります。
この中からなるべく、形が綺麗でなめらかで大きめの結晶を選びます。
この時結晶を素手で触ってはいけません。毒性があるためです。動画にあるように綺麗に洗ったピンセットなどを使って選びます。
この結晶が大きい結晶を作るための核になります。
今度は核になる結晶を細い紐で縛り、吊り下げられるようにします。
不純物を取り除く
ビーカーにコーヒーフィルターをセットして、新たに作った液体を注ぎます。
フィルターを使うのは不純物を取り除くためです。不純物があるとそれが核となってしまい綺麗な結晶を作る妨げになります。
またこの不純物除去作業は5日毎程度に行う必要があります。
先ほど用意した紐で縛った核となる結晶を吊るし入れます。
結晶を育てる
そしてこのまま時間が経過するのを待ちます(先ほど説明した不純物除去作業は行う必要があります)。
4日間経過後の様子。すこし育ってきました。
15日間経過後の様子。2週間程度でこのくらいの大きさに成長します。
25日間経過後の様子。15日の時よりもふたまわりくらい大きくなっていますね。
そして35日間経過後の様子。もう手の平にちょうどいいくらいの大きさになっています。
希望の大きさになったら取り出して乾燥させます。じっくり完全に乾燥させてください。
仕上げに透明のマニュキュアを塗ります。
注意点としては、この作業でも決して直に素手で結晶を触らないことです。先ほども説明したとおり毒性があるためです。
透明マニュキュアを塗るのは、保護膜を作り手で触れるようにするためです。そのためにまんべんなく塗り忘れが無いようにしてください。もちろんマニュキュアには光沢を出す効果もありますよ。
マニュキュアを塗ったら完成です。沢山つくってもいいですし、もっと大きい結晶に挑戦してもいいかもしれません。
非常に綺麗な青が目を引きますのでインテリアとして最適ですね。
硫酸銅(Ⅱ)五水和物の購入について
硫酸銅(Ⅱ)五水和物は、18歳以上であれば一般人でも購入することが可能です。試薬を取り扱う店舗などで手に入れることができますが、購入シートなどに住所氏名などを記入し、身元を明らかにする必要があります。おそらく対面販売でなければ購入することは出来ないと思います。
ちなみに500gで2000円〜3000円くらいです。
硫酸銅(Ⅱ)五水和物取り扱いについて
何度も説明していますが、硫酸銅(Ⅱ)五水和物は毒性があります。取り扱いには注意が必要です。もしこの記事や、紹介した動画を見て結晶を作ってみた場合に、硫酸銅(Ⅱ)五水和物の毒に侵された場合の責任は取りかねますのでご了承ください。