非常に繊細できれいなガラス彫刻です。
作り方は?
3Dレーザー加工
おそらくですが、3Dレーザー加工をしているのではないかと思います。
3Dレーザー加工とは、レーザーを使ってガラス内部に彫刻を彫る技術です。クリスタルアートやガラスアート等の名前でインテリアショップなどでも売られているのを見た方もいるのではないでしょうか?
このアートの作り方の詳細な説明はちょっと見つけられなかったのですが、どうやらガラスの中にオパール等を砕いたものを封入して、3Dレーザー加工をしているのではないかと思います。内部中央の幾何学的模様の発色はオパールによるもののように見えます。
オパールの色の効果
オパールは貝や樹木、温泉の沈殿物、一部の化石や骨などが長い時間をかけて変化した鉱物です。オパールは遊色効果とよばれる光学効果があり、簡単いえばオパールに入った光が虹のように様々な色として見えます。これはオパールがとてもきれいに見える要因の一つですね。
そんなオパールを内部中央に核としてガラスに封入し、3Dレーザーで幾何学模様を彫りこみます。
すると核のオパールに反射した光は色が付きますので、その色がさらに幾何学模様に複雑に反射してとても繊細できれいな光を放つことになるようです。
さらにガラスの外側をカットすることでより光の反射や分光を促し、色や形が一層複雑にみえるようにしているのですね。
この作品以外にも多数公開されていましたので掲載しておきますね。
宇宙ガラス
日本でも宇宙ガラスという名前で似たようなアート作品を作っている方がいました。
宇宙ガラスの作成方法
作成手法の動画がありましたのでごらんください。
こちらはレーザー加工ではなく、ハンドメイドで熱したガラスを加工していく方法でガラス内部に模様を作る手法のようです。
内部に印象的な宝石などを封入する手法もされていますね。本当に小宇宙がそこにあるような、異世界がガラスの中に展開されています。
とても綺麗で繊細なアートで、ずっとみていても飽きません。所有欲もくすぐられますね。
ちなみに宇宙ガラスは販売会等もされているようですので、気になる方は検索されてみてはいかがでしょうか。