小さなカメラバックは持っているんだけど、野鳥を撮影するためのズームレンズが大きくて、このカメラバックにはカメラと一緒には入れられない様子。3000円くらいの安物のバックパック式カメラバックを買うことはできるけどなんだかそれは楽しくないなぁ…とのこと。
そんなときバックを得られるチャンスが来ました。
彼が働く会社ではノートパソコン用のバックパックが支給されているそうですが、デザインがよろしくないので、みんな使わないのだそうです。そこで会社の女性職員が捨てようとしていたこのバックをほとんど新品の状態で無料でゲットしたそうです。
これをつかってカメラバックを作ろうということになったようです。
部品にはキャンプなどで使うパッドを使うとのこと。
このキャンプ用パッドは2層構造になっているそうです。ウォールマートで15ドルで買ったそうです。しかし後から考えたらネットでもっと安く買えたかもしれないと後悔したようです。
パッドは巻かれている状態になっているので、巻きぐせがついており、それを直すのが結構苦労したとのこと。
道具としてはハサミ、カッター、定規などが必要。
接着には強い接着力で人気のゴリラグルーを使ったそうです。
本当は型紙を使ったりするのが良いのかもしれないと思いながらも、フリーハンドで作業を行ったそうです。
接着材の中にはパッドの素材を溶かしてしまったり、生地を痛めるものがあるので気をつけたほうがいいとのこと。
今回使ったゴリラブランドは大丈夫だそうです。
最初にバックパックからノートパソコン用に付いていたスリーブやベルクロを取り外しました。
カメラレンズ用のスリーブを先に制作します。パッドを切り取ってレンズに巻いて形を取っています。
しかし、大きなレンズはマウント用の出っ張りが付いているので、この方法ではちゃんと守れないし、バックの中で結構動いてしまうということでボツになりました。
そこで、パーティション方式に切り替えることにしました。各機器が収まる部屋を作ることでしっかりした保護と、機器がバックの中で暴れないようにすることが出来そうです。
バックの底の素材は弱いので、パーティション側で底を補強します。プラスチック製の硬い素材の切れ端で2層に装甲を施したとのこと。
チャックにパーティションが引っかからないように、細かく微調整する必要があります。
ゴリラブランドの接着剤は少々の水分が必要なのだそうです。スプレーで水を与えます。
バックパックに貼り付る為に接着剤を塗ります。
きちんと接着されるように、重い本などで乾くまで抑えます。
歪みを直します。
仕切られた各スペースをさらに、縦方向に区切る為に正方形のパーティションを作ります。これで短いレンズを縦に2本入れることが可能になります。真ん中に開いた穴は指を掛けて外しやすくするためと、空気穴用とのこと。
パーティションの端は斜めにカットしてはめ込みやすい様にしています。
完成です。
安い素材で作ったカメラバックですが、結構使いやすそうです。