先日黒すぎる塗料(Vantablack、ヴェンタブラック)が発表されて話題になりましたが、その塗料を使った実験です。
台紙に2種類の黒い塗料が塗られています。
どちらも最初は十分黒くみえるのですが…。
黒い塗料面にライトを当ててみました。
左の塗料はライトを当てると、それなりに反射して白く見えます。十分黒い様に見えたのですがまだまだ光が反射する余地があったのですね。
さて右はどうでしょうか?
ライトを当ててみると…。
あれ?まったくと言っていいほど光が反射しません。まるで穴が開いているかのようにも見えます。
我々が普通に黒いと認識している物は光の吸収率が95%〜96%ぐらいなのだそうです。つまり4〜5%くらいは光を反射しているということですね。
しかしこの黒すぎる塗料ヴェンタブラックは、光の吸収率が99.965%なのだそうです。わずか0.035%しか光を反射しません。これは人間の目には反射していないに等しく見えるのだそうです。