気分を上げたい時などにはラテン音楽がいいですよね。
ラテン音楽は現代ポップスなどにも要素が取り入られていたりして、結構身近なものになりました。
でも日本人からすると、ラテン系のリズム感はなんだか難しく感じてしまい、うまくノれないという人も居るかもしれません。
確かにラテン音楽は様々な打楽器があり、濃密なリズムを作り出しています。
小さい打楽器が…
しかし、ラテン音楽にもキーとなるリズムがあり、そのリズムを担当している打楽器があります。
それがクラベスです。
クラベスは拍子木のような1対の打楽器です。普通は木製が多いですが、樹脂などで作られたものもあります。
まずクラベスの音を聞いてみましょう。
綺麗な甲高い音ですね。
キーとなるリズム
クラベスはクラーベというリズムパターンを打つために用いられます。
スペイン語でクラーベは「鍵」という意味があり、「リズムの鍵」なのです。ラテン音楽の根幹はこのクラベスが表現するリズムによって成り立っているのです。
ですからクラベスの音を追っていくとラテンのリズムにノることができるのです。
クラーベのパターン
では基本的なクラーベのリズムパターンを紹介します。
クラーベにはおおきく分けて2つの種類があります。3-2(スリーツー)と2-3(ツースリー)などと呼ばれます。
実際にリズムをスコアを見ながら聞いてみてください。
まずは3-2です。
2-3です。
小節が前後入れかわっているだけですが、フィーリングが結構変わるかと思います。
3-2は進行力が弱い感じ、2-3は進行力が強い感じがします。
実際の曲ではフィーリングに合わせてどちらかのパターンが使われています。
まとめ
聞いてみてどうでしょうか?意外と単純なリズムですよね。これならクラベスの音が聞こえれば、ラテン音楽のリズムにうまくノれるのではないでしょうか?
最後にクラーベ(クラベスの音)が聴きやすい曲を探してみました。昔日本でもヒットしたコーヒールンバです。2-3のパターンを使っているのがわかるかと思います。聞いてみてください。