ポケモンGOが大はやりの中、海外のモデラーがモンスターボール(海外ではポケボール)を作ったみたいです。制作過程の画像が上がっていましたので紹介します。
有名な3Dソフト「MAYA」にてモデリングしています。本当はCADソフトを使いたかったそうですが、大学でCGを学んでおり、MAYAに慣れているそうで、3Dソフトを使うことにしたそうです。とは言えこの時点で結構な完成度ですね。
パーツごとに3Dプリンターで出力します。紫外線硬化型の素材を使ってるそうです。パーツの下に見えるのは3Dプリンターで自立しないパーツを出力する際に必要な支持パーツです。これもちゃんと考えて作らなくてはなりません。
出力したパーツは日光に当ててしばらく置きます。できたてのパーツは、まだ完全に硬化しておらず日光の紫外線にあてることで、カッチリ固くなるそうです。
3Dプリンターで出力したパーツはどうしても、積層の段差ができてしまし、表面が段々になってしまいます。これをサンドペーパー等でなめらかにします。大変な作業です。
仮組みした状態。色は付いていませんが、すでにどこから見てもモンスターボールですね。
ディティールにもこだわっています。中の金属パーツを仮組みしたところ。これは真鍮のボールベアリングだそうです。
モンスターボールの内部にある緑色の宝石状のパーツの型抜きのために、人形などで使われるキョロキョロ動く目を流用したそうです。サイズがピッタリで使いやすかったからだそうです。
綺麗に磨きあがられ、パーツが完成しました。
今度は完成したパーツを元に粘土で型を取ります。これでモンスターボールの量産ができますね。
粘土型からシリコン型ができました。ちゃんと細部まで型が取れるように粘性の低いスムーズなSmooth-Sil 940というシリコンをつかったそうです。
パーツの質感テストです。メタリックな質感を出すために金属粉末を用いているそうです。
型に流し込む素材に金属粉末(アルミニウムを使ったそうです)を混ぜあわせることで金属的な質感を得るそうです。そのおかげで内部は金属っぽく見えるようになりました。
部品をすべて組み上げたところ。リアルなモンスターボールになりました。
ディスプレイケースに入れて完成です。このモンスターボールは休日などを使って作ったそうですが、数カ月掛かったそうです。
でも時間が掛かったせいか、かなり完成度高いですよね。
本当にポケモン捕まえられそう?