拳を痛めながらも3回目の防衛した井上尚弥選手
9/4に行われたプロボクサー井上尚弥選手の3回めの防衛戦ですが、見事防衛を果たしてよかったです。
井上尚弥 オフィシャルブログ
http://lineblog.me/naoya_inoue/
でも試合中に拳を痛めたようで、見るからにパンチが打ちづらそうでした。最後にはダウンを奪いましたが、その時のパンチは顔を歪めながら放っていましたよね。
井上選手はハードパンチャーで拳を痛めてしまうことがよくあるようです。2回めの防衛戦の時も試合中に拳を痛めてしまったようです。
ボクサーが拳を痛める理由ってなんでしょうか?
パンチ力が強いから?
拳に加わってしまう力が強ければ、拳を痛めてしまうかもしれませんよね。ですのでパンチ力が理由になるのかもしれません。
以下はおおよそのパンチ力です。
- 素人成人男性 40kg〜80kg
- バンタム級 リッキー・ハットン 400kg
- ヘビー級 800kg
※ゲームセンターにあるパンチングマシンで出る数値はまったく正しくないので、おれ300kg出したことあるぜ!!とか息巻かないでください。残念な人になりますよ。
バンタム級はスーパーフライ級の1つ上の階級ですが、400kgのパンチ力を出すボクサーがいるようです。
スーパーフライ級の井上尚弥選手もハードパンチャーと言われているので、全力パンチが300kg以上でてもおかしくないですよね。
通常人間の骨は70kgぐらいの力が加わると折れる可能性があります。
ですので素人成人男性のパンチでも十分拳を痛める可能性があります。
300kgという力が加わると確かに拳を痛めそうです。
しかし、もしパンチ力が強いことだけが理由なら、パンチ力がプロボクサーの中でも最強であろうヘビー級の選手はみんな拳を痛めてしまうことになってしまいますよね。
なんせ800kgというとんでもないパンチ力ですから。
だからおそらくパンチ力以外にも理由があるのだと思います。
跳ね返りの衝撃が原因か?
素人なので、邪推になってしまいますが、もしかしたら井上尚弥選手のパンチの角度や当たり方の癖が拳を痛める条件に当てはまっているのかもしれません。
パンチの衝撃はパンチがあたった瞬間に相手に伝わりますが、衝撃は拳にも跳ね返ってきます。
ですのでパンチを当てた後、拳を相手の体につけたままだと、跳ね返りの衝撃を多く貰うことになります。
プロボクサーのパンチって打ったらすぐ手を引きますよね。瞬間的に相手に当てて、拳を引くことで衝撃を十分に相手に伝えることができるのです。
もしかしたら井上尚弥選手はこの跳ね返りの衝撃を多く受けてしまうパンチなのかもしれません。
さらにハードパンチャーなので拳を痛めるほどになってしまうのではないかと。
元WBC世界スーパーライト級王者、浜田剛さんもハードパンチャーとして知られ、よく拳を痛めていたそうです。
浜田さんのパンチはフォームが独特だそうで、よく言えば個性的、悪く言えばダメなフォームだったそうです。この個性的なフォームに強いパンチ力が合わさることで拳が壊れてしまうのではないかと言われています。
井上尚弥選手も、跳ね返りの衝撃を多く受けてしまうフォームなのでしょうか?
まとめ
井上尚弥選手の動きは素人目でとてもカッコイイいいのですが、どんなボクサーで癖はありますからね。
跳ね返りの衝撃以外にも、パンチの当たる角度や、拳の骨の付き方や形なども拳を痛めやすい理由になっているのかもしれません。
癖を直すのは難しいのかもしれませんが、井上尚弥選手はまだまだ若いですし、これからの練習でもっと強くなっていくのだと思います。
もしかしたら拳を痛めないパンチだって獲得するかもしれませんしね。
できれば拳を痛めずに、全力の試合が見れたら嬉しいです。