すごいサービスだな。
と思っていました。kindle unlimited。でも無料期間中に解約してしまいました。
私なりの理由をまとめてみました。
1.有名な本が次々に消えていった。
私は技術書を沢山読みます。特にプログラミング系の技術書です。
どの分野でも同じかと思いますが、技術書というのはとても高いんですよね。良く読むプログラミング系の本だと2000円、3,000円はあたりまえで、中には5000円越え、10000円以上という本も珍しくありません。
ですので、kindle unlimitedで技術書が読めたらとても経済的です。
最初、定額制のkindle unlimitedでも、結構有名で高額な本が対象になっており、「これ読めるんだ!!」と、小躍りしたのを覚えています。
なんせ3000円以上する本が読めるんですからね。とてつもないサービスだなと思っていたわけです。
しかしkindle unlimitedお試し開始から1週間が過ぎたころ、変化が訪れました。
いままでunlimited対象だったプログラミング関係の本が軒並み対象外になっているではありませんか。
まだサービスに慣れていなかったので、本が対象外になりえることに戸惑いを覚えました。ラインナップが変わるというより、有名な本がラインナップから外れてしまったという印象でした。
2.勝手出版本だらけになってしまった
Amazonでは自分で電子書籍を出版することができます。結構多くの方がさまざまな本を出版されています。中には生業にするほど稼がれている方もいるそうで。
この出版方法を私は勝手出版本とよんでいるのですが、プログラミング関係の本でもこの勝手出版本は多くあります。
勝手出版本の中にはとても内容が濃く優秀な本もあるのですが、正直なところ「本にできるほど内容が詰まっていない」ものが結構あり、読む価値ないな~と思ってしまうのが本音です。
またどうしてもこの手の勝手出版本は入門的な内容が多く、個人的にはネットで検索した方が目的の知識にたどり着きやすいのでは?とも思えます。
少なくともプログラミング関係の本は、unlimited対象から有名な本が外れてしまったあと、ほとんど勝手出版本と雑誌だけになってしまいました。
いくらか読みたい雑誌もあるのは確かなのですが、正直「技術書を読む」という観点からするとkindle unlimitedはまったく魅力を感じなくなってしまいました。
3.コミックは結構多いけど…
技術書がダメになってしまった感がありましたが、kindle unlimitedには他にも多くのカテゴリーが存在し、膨大な本が対象になっています。
そのなかでも、コミックは娯楽として誰でも興味を持てるかと思います。私もこうなったらコミック読めるだけでもいいかな?と思いました。
ただ対象のコミックラインナップがあんまり自分の趣味に合いませんでした。どちらかというとコミックも古めのものが多く、新刊が沢山有るわけではありません。
あと普段それほど自分がコミックを読まないことに気がつきました。
ネットなどで仕事の情報を検索したりこうして記事を書いたりしているうちに時間がつぶれてしまうので、コミックを読む行為が習慣がなかったんですね。
だから意外と気合いをいれて「マンガよむぞ」と時間をとらないと読まないんですよね。
「月に900円払っているのだから」と言ってむりやり読むのもバカらしい話です。
ですから、娯楽としてunlimitedを継続する気もなくなってしまいました。
4.10冊制限
話が前後しますが、最初unlimited対象だった本をライブラリに追加しており、そのあとunlimited対象から外れた本はライブラリに残している限り、unlimitedの対象として読み続けることができます。
この仕組みは有力な本が対象からどんどん外れた中ありがたいなと思ったのですが、ライブラリに追加できる本の数に上限があることがイライラの原因になりました。
というのも10冊をフルにライブラリに追加している状態でさらに本を追加しようとすると、既にライブラリにある本をどれか1冊利用中止にしなくてはなりません。
そのための操作画面が現れるのですが、デフォルトでライブラリの一番上にある本を削除するといった状態になっており、間違ってOKを押すと意図せず本が削除されることになります。
この操作は取り戻すことができません。
削除してしまったんならまた追加すればいいのですが、先ほど説明したとおり、unlimited対象から外れた本は二度と(再度対象とならないかぎり)ライブラリに加えることができません。
よってunlimited対象から外れた技術書を10冊ライブラリに追加していた私はその技術書を消さないように苦慮しないといけなくなりました。
案の定、操作ミスをしてしまい一番残しておきたかった本を消す羽目にもなりました。これは自分が悪いのですが…。
消したくない本が7冊ほどありましたので、3冊の余裕しかありません。もしかしたら今後もライブラリに追加したけどUnlimited対象から外れる本もでてくるかもしれません。
ですから10冊の余裕があるのではなく、2~3冊程度の空きでやりくりしないといけなくなりました。操作ミスにも気をつけながら。
これがものすごくイライラしました。なぜこんなやりくりをしないと。
unlimited対象から外れる→消せない本が増えてライブラリが圧迫される→空きのやりくりが面倒になる
このコンボが決め手で解約することに決めました。
今後はどうしよう
一旦やめてしまったkindle unlimitedですが、まだ期待している面もあります。
一説ではあまりにも多くの人がkindle unlimitedで本を読むことになり、Amazonが出版社に支払う料金がとてつもない額に成ったために、有力な本が対象外になったということらしいです。
ですから、需要と供給のバランスがとれたりすれば、また(私にとって)魅力的な本のラインナップになってくれるかなとも思います。
もしくはもう少し月額料金が高くても個人的には構わないと思います。
例えばプログラミング関係の本ではとても有名なオライリー本などを含むAmazonで扱っている本のすべてをunlimited対象にしてくれたり、10冊制限を外す・もしくはもっと制限冊数をゆるく(50冊とか100冊とか)するなどなら、月額3,000円とか5,000円とかでも私としては魅力を感じます。
また複数の料金形態があってもいいのかなとも思います。ベーシック900円、ゴールド3000円、プラチナ5000円みたいな感じでクラスによって読める本が増えたり、カテゴリーが増えたり、制限が緩和されたりする感じです。
まとめ
中には今のままのkindle unlimitedでぜんぜん使えるという方もいらっしゃると思います。小説などのラインナップに関してはあまり興味がないので見ていませんが、結構な本が対象になっているようですしね。
ですから、今回の記事はこう思っている奴もいるのんだな程度で感じてもらえたらと思います。
いずれにしても素人考えではこのような画期的なサービスがうまく行く方法はわからないのですが、そこはそれ、Amazonさん期待していますよ?