ESA(欧州宇宙機関)の彗星探査衛星のロゼッタが9月30日に最後のミッションを終えて彗星に着陸し休眠しました。
2004年に打ち上げられてから12年間、およそ60億kmの旅を終えたロゼッタ。お疲れ様と言いたいですね。
彼はいくつかの彗星を探査しました。プロジェクト推進の途中さまざまなトラブルにより当初目的だった彗星の探査が出来ず、最終的にはチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸探査を行うことになりました。(着陸探査を行ったのはロゼッタに搭載された着陸船フィラエ)
彼らはおそらく今後起きることなく永久な眠りについていますが、彼らが残したデータはとても貴重なものでした。
そのうち彗星の表面の測量結果や画像が3Dデータとして公開されています。
ESA View Rosette’s Comet
http://sci.esa.int/comet-viewer/
上記のページを開くと、少し読み込みに時間が掛かりますが、彗星の3Dデータが読み込まれます。
操作方法は左ボタンドラックで回転、ホイールのボタンドラックまたはホイール動作で縮小拡大、右ボタンドラックで移動です。
下にいくつかのメニューがあります。ResetViewが3Dデータの初期化です。
CometRegionsは彗星の各部位の名称を色分けで表示させることができます。このメニューをクリックすると右に名称ウインドウがでてきます。ALLを選ぶと全箇所色分けになり、NONEで解除することができます。
ズラッとならんだ名称をクリックすればその部位だけが色分けされます。もう一度クリックすると解除になります。
CometRotateは3Dデータの自動回転。
DisplayObservationsはロゼッタがこの彗星を観測した位置を表示します。
LighrtOptionsは彗星のへの光の当たり方を設定することができます。
この3Dデータを見てあなたも宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?