うどん

饂飩(うどん)はもともとおまんじゅうだった?

目次
  • 1:饂飩は最初お菓子だった説
  • 2:なぜか麺状になるお菓子
  • 3:おんとん、うおとん、うどん?
  • 4:まとめ

饂飩は最初お菓子だった説

日本の飛鳥時代、中国の唐からさまざまなお菓子が伝えられました。そのお菓子のことを唐菓子などと呼びます。
唐から伝えられた唐菓子の種類は20種近くにも及んだそうです。

そのなかの1つに「こんとん」という種類のお菓子がありました。これは小麦粉などで作った皮に餡をいれてくるみ丸めたもので、ちょうどまんじゅうのような形のお菓子だったようです。

まんじゅう

この「こんとん」は漢字で書くと「混沌」と書いていたそうです。

当時「混沌」という漢字が今のカオスという意味で使われていたかはわかりませんが、日本に伝わった「こんとん」は食べ物なのでそのうち、食偏を使った「食昆(食偏に昆)飩」という漢字で表されるようになりました。

時代が進むと、唐から伝わったお菓子も日本で独自の改良が加えられていきます。

なぜか麺状になるお菓子

「こんとん」も最初は丸いまんじゅうのようなものでしたが、いつの間にか長く引き伸ばした麺状の形で作られるようになりました。

この麺状の「こんとん」を「切り麦」と呼んだそうです。現在でも「麦切り」という名前で供される麺類がありますが、それとほぼ同じものだと思います。

この「切り麦」ではお菓子の要素はほとんど消えて、主食的な意味合いが出てきたようです。

さらにこの切り麦を、暖かくして供したのが「あつむぎ」、冷たくして供したのが「ひやむぎ」と呼ばれるようになりました。

現在でも「ひやむぎ」の名前が残っていますよね。

この頃はまだ細めの麺だったようです。

おんとん、うおとん、うどん?

あたたかいうどん

「あつむぎ」のことを「あったかいこんとん」という意味で「おんとん」と呼んだそうです。漢字で書くと「温飩」。

これにまた食偏がついて「饂飩」という漢字になり、発音がなまって「うどん」になったのでした。

日本全国で現在見られるような太めの饂飩が食べられるようなったのは江戸時代になってからのようです。

まとめ

今回紹介したうどんの由来は一説で、他にも空海が伝えた説や、聖一国師が伝えた説、一条天皇が食べていたものがうどんの始まりとする説などがあります。

小麦はもともと中国から伝わってきた農作物であり、製粉技術なども中国から伝えられています。その為小麦粉の食べ方も、少なからず中国から伝わってきたものと考えられます。

いずれにしても、小麦粉の生産がなければうどんをつくることができなかったはずですから、結構古くからうどんを作れる環境があったことが驚きですね。

太くてつるつるのコシあるうどんを釜玉で食べたいものです。