ハキリアリ

By Yrichon aka Malin Björnsdotter Åberg photo-page (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons

農業を営む?とっても人間っぽい蟻

  • 2016/08/09 17:05:30

中南米にハキリアリという蟻が生息しています。この蟻とても珍しい生態をもっています。

なんと「農業」をして餌を確保しているのです。どんな作物を育てているかというと、巣の中でアリタケというキノコを栽培しているのです。

展示室2のハキリアリの農場下部 - Bottom of Leafcutter Ant's fungal garden (Group 2) at Tama Zoological Park

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正確にはキノコの菌糸を繁殖させ餌にしています。

アリタケはハキリアリが育てる場合にしか繁殖できません。ハキリアリとアリタケは共生の関係にあるんですね。

彼らの農業の方法はきわめてオーガニック。土壌作りが肝です。彼らはまず集団で植物の葉を収穫に行きます。

発達したあごで器用に葉を噛み切り運べる大きさにします。(それでも自分の体よりも何倍も大きいです)切り取ったら巣に持ち帰ります。

集団で葉っぱを抱えて一列に行進します。そして巣に帰ると、さらに葉っぱを噛み砕き細かくし、肥料を作ります。

巣の奥の栽培上に葉っぱ肥料を集積して培養素地をつくり、菌糸を育てます。

育てた菌糸はみんなで分け合い食べます。古くなった培養素地もきちんと決められた場所に捨てに行き、文化の高さを感じますね。

ハキリアリの農場(近め)- 多摩動物公園 ~ Close shot of Leafcutter ant's fungal garden at Tama Zoological Park

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ただハキリアリは容赦なく葉っぱを切り取ってしまうので、現地では農作物を荒らす害虫とされてしまうそうです。