救われる価値がある「悪人正機」

  • 2016/09/03 11:46:41

「悪人正機(あくにんしょうき)」は「阿弥陀仏の本願は、罪深い悪人を救済することにあるとする説」を意味します。

「歎異抄(たんにしょう)」。浄土真宗の宗祖、親鸞(しんらん 1173年 -1262年)の弟子唯円(諸説あり)が親鸞没後に親鸞から聞いた話をまとめた書物です。この書物に以下のような一節があります。

「善人なおもって往生を遂ぐ。いわんや悪人をや」
(善人でさえ救われる、悪人はなおさらだ)

浄土真宗の基本的かつ重要な考え方が「他力本願」がありますが、その考え方の核となっているのが「悪人正機」です。

浄土真宗で言われる「善人」「悪人」は一般で使われる意味とは少し違います。あくまでも阿弥陀仏からの視点となります。

当時でもこの考えを逆手にとって「悪いことをしても救われるならどんどん悪いことをしよう」という輩がたくさん現れたそうです。