平和なときこそ備えろ「居安思危」

  • 2016/08/17 17:30:50

「居安思危(こあんしき)」は「平穏なときでも、危難に備えて、用心を怠らないようにすること」という意味です

出典は「春秋左氏伝」。孔子が書いたとされる「春秋」の注釈書(意味の解釈や注意点などをつけて読みやすくした書物の事)です。

作者は左丘明という人物だとされていますが、明らかになっていません。この書物にあるエピソードが紹介されています。

春秋時代、晋・宋・斉などの連合軍が、鄭を攻めようとしていた鄭は急ぎ連合軍で最大勢力の晋へ和睦を図った。

晋は和睦を受諾し、連合軍は進撃中止となり停戦した。

鄭は晋へ大量の貢物を贈り、喜んだ晋王は、家臣と貢物を山分けしようとした。

しかし家臣の魏縫を断り、「順調な時だからこそ、将来の危険を予想しておくべきです。警戒心があれば準備することができ、有事に危機を避けることが出来るのです。」と訴えた。

このエピソードの「順調な時だからこそ、将来の危険を予想しておくべきです。

警戒心があれば準備することができ、有事に危機を避けることが出来るのです。」の部分が「安きに居りて危うきを思う」とかかれており、「居安思危」の元になっています。

「備えあれば憂いなし」ということですね。