【なぜあんなに臭いのか】猫のおしっこの匂いの原因とは?

  • 2016/08/09 14:41:26
目次
  • 1:猫のおしっこ
  • 2:ネコ科の動物独自のフェリニン
  • 3:フェリニンと猫の優秀さ
  • 4:尿の匂い消し

猫のおしっこ

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猫を飼っている人だったら、一度は悩まされたことがあるであろう、猫のおしっこ。ものすごく臭いんですよね。猫が悪いわけではないのですが、このにおいなかなか取れません。

動物の一部は自らの生活範囲を縄張りとして確保します。その縄張りの主張をするのがにおいでの印付け。おしっこやうんち、そのほか分泌物などで縄張りを主張します。

猫も縄張りの主張や他の猫の存在を知ることなどに、おしっこのにおいを使っています。そのため、進化上すぐににおいが消えてしまうようでは駄目で、ちょっとやそっとじゃ匂いが無くならないくらい臭くなったのだろうと考えられています。

ネコ科の動物独自のフェリニン

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おしっこのにおいはいくつかに分かれます。

①フェリニン やフェリニン が分解してできる物質などのにおい
②雑菌繁殖過程でのアンモニアのにおい

猫のおしっこが臭いのは主に①です。②に関してはおしっこをしたまま放置してしまった場合に発生する場合があります。

猫の尿にはフェリニンというホルモンが含まれています。猫の尿の匂いはこのフェリニンが原因です。

猫の尿の中にはコーキシンというタンパク質が存在していますが、これがフェリニンの生産に関わっていると言われています。

コーキシンは日本の研究者が見つけたもので「好奇心」から付けられた面白い名前です。

本来哺乳類は腎臓でタンパク質のろ過をするので、尿中にタンパク質が多いと何らかの異常があるとされるのですが、猫では事情が違うようです

コーキシンとフェリニンはネコ科の動物の尿中にしか存在せず、他の動物では見られません。

フェリニンの現れ方と性差

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猫では生後3ヶ月ほどでコーキシンとフェリニンが尿中に現れ、尿が臭くなるようです。フェリニンの材料だけあってもフェリニンは作られず、コーキシンがなければならないようです。

フェリニンは一般に未去勢のオス猫に多く、メス猫には少ないようです。また去勢するとフェリニンの量が減ると言われています。
確かに、去勢した猫では尿の匂いが軽減される事例もよく聞きますよね。

フェリニンと猫の優秀さ

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フェリニンの量が多いと、つまり尿の匂いが強いと、その猫は優秀だと言えるのだそうです。

尿の匂いが強いことで、オスはメスに自分が優秀な猫だとアピールできますし、縄張りでも「オレは強いぞ」と示すことができるのです。

おそらく体の中で、コーキシンとフェリニンを多く生産できる能力が、猫の個体の能力につながっているのだと思います。

尿の匂い消し

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猫を飼っている人なら、一度は布団や衣服に粗相された経験があるとおもいますが、一度猫の尿がつくとなかなか匂いが取れません。

市販されている猫用の消臭剤を使うのも手ですが、猫の尿のフェリニンは熱で分解されるので、熱を加えるのも有効です。

熱湯をかけたり、スチーマーで蒸気をあてることで匂いが取れる場合もあります。

しかしながら、どんな手をつかっても完全に匂いが取れる訳ではないので、もし粗相をされたら、諦めるぐらいの気持ちは必要かもしれません。

まちがっても猫を怒らないでくださいね。彼らに悪気はないのですから。