【とっさの時に】アナログ時計を使って方位を調べる【役立つかも】

  • 2016/08/09 14:42:06
目次
  • 1:アナログ時計から方位を知る方法
  • 2:アナログ時計で方位がわかる仕組み
  • 3:午後2時を考える
  • 4:アナログ時計の注意点
  • 5:方位の精度
  • 6:まとめ

現在ではスマートフォンが普及して、地図アプリも充実していますから方位を調べなくてはいけないことなど、あまり無いかもしれません。

しかし便利な物はそれが無い時にはどうしようもなくなってしまうものです。

方位は簡単な方法で知ることが出来ますので、方法を覚えておいて損は無いと思います。

アナログ時計から方位を知る方法

まず手順から先に説明します。

  • アナログ時計を用意する
  • アナログ時計を地面と水平に構える
  • 短針を太陽に向ける
  • 短針と12を二等分する線が南になる

手順を図解にしてみました。

方位を知る

すごく簡単ですよね。手順としては大きな動作は短針を太陽に向けるだけです。これで南がわかるので、反対が北、南と北を成す線の中央を直角に通る線が東西となります。

アナログ時計で方位がわかる仕組み

なぜ短針と12の真ん中が南になるのでしょうか?。

これはまず正午を考えるとわかりやすいかと思います。

正午は太陽が一番高く昇ると同時に南に位置する時間です。

アナログ時計を考えると正午は短針が12を指しますから、短針と12には間がありません。すなわち短針の向きが南になります。

これを基準としてみてください。

午後2時を考える

それでは午後2時ではどうでしょうか?

午後2時では短針は2を指しますね。これを太陽に向けると12と2の間の1が南に相当するはずです。

太陽は見かけ上1時間に15°ほど動きます。

ところでアナログ時計の1時間分の角度は何度でしょうか?

360°÷12ですから30°になりますよね。

空の見かけ上の太陽は1時間に15°、アナログ時計では1時間は30°になるということですね。

では見方を変えて、正午の時と午後2時では太陽の角度は何度ちがいますでしょうか?

日の出が0°、日の入りが180°と考えると、正午は90°になりますよね。

午後2時だと15°×2で30°分正午から見かけ上動いています。つまり太陽は午後2時では120°の位置にいるはずです。

ですから正午の90°と午後2時の120°差は30°になります。

さて、30°はアナログ時計上では1時間分の角度です。

アナログ時計上で見ると短針を太陽に向けた状態で、2時間前は1の位置に太陽があったことになります。

2時間前は正午ですから、午後2時時点では1が南になることになります。

この方法は空の太陽の角度をアナログ時計の盤面の角度に変換して、正午だった位置=真南だった時を特定しているのです。

アナログ時計の注意点

午前6時前、午後6時以降は12と短針が成す角が鈍角の方を使います。鋭角の方を使うと北が求まることになります。

上記で説明したとおり、この方法は正午だった位置=真南だった時を特定する方法です。

そのため、アナログ時計上では南の位置は、現在の短針から見ると、午後は時間を戻すような位置になりますし、午前は時間を進めたような位置になります。ですから午前6時前、午後6時以降では短針から12までが鈍角になります。

clock2-2

鋭角・鈍角を間違えても北か南の方位のどちらかがもとまることに変わりはありませんが、北と南を勘違いしてしまう元になりかねません。

そのままではすべての方位を逆に捉えてしまうので注意したほうが良いでしょう。

方位の精度

この方法では高い精度で方位を知ることは出来ません。高い精度で包囲を知るには時差による南中のズレを考慮に入れなくてはなりません。

日本の時間は兵庫県明石市を基準にしています。いわゆる日本標準時ですね。

しかし日本は東西に長いですから、実際には結構な南中時間の差が生じます。

例えば明石市で正午に南中したとする場合、東側の北海道根室では午前11時20分に南中したことになります。逆に西側の福岡県福岡市では午後12時20分ころに南中することになります。

また地球が太陽を回る軌道が完全な円ではなく微妙に楕円のため季節によって南中の時刻が変化します。

明石より東にいる時は南中が正午より速くなります。東に行くにつれ早くなりますので、根室あたりでは11月ころには午前11時05分には南中してしまう時期があります。

時期と地域により正午と南中時間が最大で1時間分程度のズレが生じる為、これが方位測定の狂いにつながります。

緯度による南中時間のズレを考慮に入れるとより方位の精度は高まりますが、やはり目安としてだけ使うのが良いでしょう。

間違っても精密な方位測定が必要な場合に使わないでください。

まとめ

精度に難はありますが、この方法を使って遭難から逃れたケースもあるそうです。

仕組みをしっかり理解すると太陽の動きから類推できる情報が結構多いことがわかるかと思います。

たとえば、方位ではなく逆に緯度を知りたい場合などです。

もし興味をもったら太陽の動きから得られる情報をいろいろと調べてみてはいかがでしょうか?