「夏炉冬扇」冬にうちわは役にたたないべさ。

  • 2016/08/17 14:52:51

「夏炉冬扇(かろとうせん)」は「時期はずれで役に立たない」という意味です。

出典は「論衡(ろんこう)」。中国後漢時代の王充(27年 – 1世紀末頃)が書いた、全30巻85篇の思想書です。

この書物の一節に次のようにあります。

「益無き能を作し、補う無きの説を納るるは、夏を以て炉を進め、冬を以て扇を奏むるなり
(役に立たない才能や意見を王様に提出するのは、夏に囲炉裏で暖をとることをすすめ、冬に扇をで仰ぐことを進めるのといっしょだ)

元は人物評で痛烈な批判としての故事ですが、転じて「時期はずれで役に立たない」という意味になりました。

「夏炉冬扇」は「冬扇夏炉(とうせんかろ)」でも正しいです。言葉のテンポとしては後者のほうが良いように思えます。

あまり使われる機会のないマイナー感のある四字熟語ですが、タイミングよく使えば役に立つかも?